2011年2月26日土曜日

民主化革命は良いのか?悪いのか?

エジプト、チュニジアの政権交代(独裁者追放?)時には、相場は上昇傾向をたどった。リビアになってからは、
1.カダフィ側の抵抗で時間がかかっていること
2.有数の産油国であり、如実に原油価格が上昇したこと
3.民衆をアルカイダがリードしている可能性があること(カダフィが言っているだけという説も強い)
などから、相場を押し下げる要因となった。
民主化の流れは良いものとされる論調が強いが本当にそれが正しいのだろうか?
しっかりとした、民主主義の枠組みが取られ、公正な選挙がおこなわれ、代議士、や
そのリーダーが選ばれる土壌が形成されれば間違いなく、良いことであろう。
しかし、国家が混乱し、無政府状態が続く、または、他国や過激な思想を持つグループが
国家権力を握れば、独裁者より悪い結果を生む可能性もある。
物事の善悪をしっかりと見極め、相場にも反映してほしいものである。

今回の3国の動きでいえば、ポジション調整による下げをリビアに帰属させていると
今のところ解釈している。長期の下げ要因にはならないはずである。

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