2010年5月28日金曜日

下げの調整局面へ入ったか NYSE

 27日のNY市場は、反発。朝方発表されたGDP,個人消費、失業保険の指標はいずれも芳しくなかったが、売られすぎの調整が入ったものと言える。
 25日朝一の9800割れはDivergence,26日の後場急落はHead&Shoulderの右肩を形成、27日に10150を上へ抜けたことで、下降が一服し調整局面入りが確定。
 これで前述のWeeklyのCloseが10000を大きく割れる可能性は低くなった。一旦は上への調整局面が展開されるものと思われるが、10500前後からはロングの手じまい、ショートメイクに入り、再度の下降可能性リスクをヘッジしていきたい。
 引き続きユーロドルの水準は低く、1.25を上にはっきり抜けてこない限り日足ベースでのCorrectionは始まらないと考える。しかし、それが1週間以内に実現する可能性は5割以上あるだろう。

2010年5月26日水曜日

NYSEダウ平均は重要な岐路に

 5月24日のNY株式市場は、引き続き欧州経済危機への懸念などから、大きく下げてスタート一時-290の9774ドルをつけるが、後場引け間際にかけて急激に回復し、10043(▼22)ドルで終了。なんとか大台の1万ドルレベルをキープした。
 トレンド:日足ベースでは、75日線の10700近辺を割り、200日線の10250を割ってからはダウントレンド。5月6日の最初の暴落はプログラム売買の誤作動などもあったというので、フェイクのブレイクの可能性もあったが、5月20日の大きな下げは、このダウントレンドを決定づけた。
 しかし、週足ベースでは、50週平均線の10000ドル近辺を大きく割って推移しない限りまだアップトレンドの可能性があると考える。75週の9700ドル近辺をサポートとするのはあまりにリスクの高い戦略となる。
 オシレーター:日足のRSIは15前後、週足は30近辺まで下がっており、短期的な反発の可能性がある。しかし、Divergenceなどの買い指標が出てるとは言い難く、反発力は弱く、継続して下降してもおかしくない。
 ポジション戦略:売りサイン継続。地合いの悪さから大きくロングを持つことは推奨しにくいが、反発を目指したLongの場合は、金曜日のクローズが9800を割るかどうかを見極め、それを切った場合は、すぐにShortに変更するくらいの機動性が必要。

2010年5月7日金曜日

トレンドフォローの重要性

ギリシャ問題が広がりを見せ、スペインやポルトガルの格下げ→財政への影響が注視されています。
その影響から、為替、株式市場などすべての金融市場に大きなうねりが生まれます。

昨日の時点で、東京マーケットはGW中の海外市場の下げを調整しただけでなく、重要な
サポートを下に伺っていました。

夜のNY市場でドル円の93.00,92.50、91.60など直近の安値やサポートラインを次々とブレイクし
完全なるパニック売りとなりました。

小さなSELL-OFFによるブレイクも下向きに備えておくことが重要な例です。

逆張りでレンジをとるより大きなトレンドフォローの方が成果は大きい、ということを肝に銘じておくべきです。