2010年2月5日金曜日

ユーロの独歩安続く

ユーロ安が顕著です。ギリシャのソブリン債務問題が表面化してしばらく経ちますが、今後
スペイン、ポルトガルでも同様の問題が表面化してくるのではないかとの懸念も強くなって
います。注目のECBトリシェ総裁は4日、理事会後の会見で、
「銀行は資本ベースの増強を」
「銀行はバランスシート調整という課題抱える」
「ECBはギリシャ財政再建計画を承認」
「ギリシャが赤字削減へ決断すると確信」
「一部の国の赤字が大幅に拡大」
「ECBは3月初にも刺激措置について決定へ」
「銀行は資本ベースの増強を」
などと述べています。債務問題が重要であることを認識しているが今後も対策をとりつづける決意を示しているので、新たな問題が表面化するまでは、当面この材料で売られることはないのでは、と思っています。
テクニカルにも売られすぎの感覚があり、いったん本日つけた1.3725レベルはショートポジションでみると目標達成の水準ではないかと思います。
1)Weekly:2009年3月初旬のLow1.2500から2009年11月中旬の1.5140の半値1.3820,61.8%の1.3510
2)Daily:2009年11月高値からの調整局面で、1.5140→1.4250(2009/12)、1.4500(2010/1/M)からスタートとみれば1.3610まで。サイクル的にも3週間の調整になります。14dayRSIが17と2010/1/29の11からdevirgence水準にもあります。
当然、トレンド変換によるLong推奨ということではありませんので、戻り売りのスタンスに変更はありません。