2012年1月26日木曜日

この季節の贈り物-雪の富士

稲村ケ崎まで散歩に行って、海浜公園から撮った富士山、江の島、相模湾遠景。 富士山の麓近くまで降雪しているのはこの季節ならではです。

2012年1月17日火曜日

"COMPARO"紹介ビデオに登場しました

ビズーン社が運営する日本初のB2Bコマースサイト"COMPARO"(コンパロ) の紹介ビデオに登場しました。価格比較が出来購入と直結する仕組み、面白い ベンチャー起業、鈴木社長の人柄に魅力を感じ、支援させていただきました。 U-TUBEへリンク

2012年1月16日月曜日

サンデル教授と考える『社会保障と税』

大手町の日経ホールで開催されたイベントの招待券が届いたので参加。 テレビや著書を通じて尊敬していたハーバード大教授、マイケル・サンデル氏。 いつもハーバード大で行っている形式に基づき大ホールでも議論をリードし、 消極的といわれる日本人にも積極的に発言させてしまう、まさにマジック。 私も手を挙げたが指されず残念。講演というよりは、議論を促して一人一人に 思考を促す手法。この授業を受けていたら、哲学でも政治でもいろいろな側面に 光をあて思考力を鍛えられるのではないか。 今回は、日本の社会保障と税、をテーマにサンデル流に議論をリード。 彼自身も言っていた通り、日本がどんな社会保障制度や税制をとるべきだ、という 意見は、持っていないし、仮に持っていたとしてもそれを教えるつもりは全くない。 ①消費税は上げるべきか、の議論 ⇒所得税(累進)とはどちらが公正か、公平か? ⇒老人にとっては消費税でより支払いが増えるか? ⇒食品や子供向け製品は消費税の減税、免税すべきか? ②世代間格差の議論 現在の社会保障制度は高齢者層に有利にできているか? ⇒そうだとすれば、給付を減らしてよいか?健康保険の負担を 増やしてよいか? ⇒終末医療と通常医療で社会保障費での負担を変えてよいか? ⇒(若い時からの)社会契約を反故にしてよいか? ③受給者が高齢化していくなら、労働者層を増やすべきか? ⇒移民を受け入れるべきか?女性を活用すべきか? ⇒経済成長を目指せば、①、②のような、コンフリクトが生まれない 最後に以上のまとめを行い、蔓延する日本悲観論に対して、『日本の楽観論』を披露した。 日本は、一人当たりGDPが他の先進国をアウトパフォームしていることや、このような環境下でも 寿命ののび、低い失業率の維持など勇気づけられる内容だとした。また311後の日本人の DIGNITYは世界で評価されている、と満員の聴衆を勇気づけた。久しぶりに感激する話だった。 モデレーターではないが、このように議論を活性化し、リード、まとめができればどんな 授業、講演も面白いものになるだろう。自分がこのレベルに追い付くことは簡単ではないが 少しでも要素を取り入れたい、と思った中身の濃い二時間。