2012年5月6日日曜日

5月4日米国雇用統計発表

現地8:30(日本時間21:30)発表の4月の米国雇用統計では、失業率は8.1%と減少を継続したが、注目の非農業者雇用者数は11万5千人の増加にとどまり予想の16万人増加に届かず、現政府が秋の大統領選挙をにらみ、政権維持のため必死の雇用対策にもかかわらず、十分な雇用を生み出せていないことが明らかになった。  発表の後、為替市場、株式市場では、先月の発表値の修正などもあり不安定な動きをしていたが、ドル安、株安、円高の方向で落ち着き始めている。NYダウは80ドル安、ドル円は79円80銭台。  このまま行くと、GW明けの東京市場の動きはネガティブな方向で動く可能性が高く、Sell in May(五月の売り)の格言が実現してしまいそうな状況である。フランス大統領選挙の決選投票もあり、いずれにしても目の離せない市場の動きとなりそうだ。