2010年5月26日水曜日

NYSEダウ平均は重要な岐路に

 5月24日のNY株式市場は、引き続き欧州経済危機への懸念などから、大きく下げてスタート一時-290の9774ドルをつけるが、後場引け間際にかけて急激に回復し、10043(▼22)ドルで終了。なんとか大台の1万ドルレベルをキープした。
 トレンド:日足ベースでは、75日線の10700近辺を割り、200日線の10250を割ってからはダウントレンド。5月6日の最初の暴落はプログラム売買の誤作動などもあったというので、フェイクのブレイクの可能性もあったが、5月20日の大きな下げは、このダウントレンドを決定づけた。
 しかし、週足ベースでは、50週平均線の10000ドル近辺を大きく割って推移しない限りまだアップトレンドの可能性があると考える。75週の9700ドル近辺をサポートとするのはあまりにリスクの高い戦略となる。
 オシレーター:日足のRSIは15前後、週足は30近辺まで下がっており、短期的な反発の可能性がある。しかし、Divergenceなどの買い指標が出てるとは言い難く、反発力は弱く、継続して下降してもおかしくない。
 ポジション戦略:売りサイン継続。地合いの悪さから大きくロングを持つことは推奨しにくいが、反発を目指したLongの場合は、金曜日のクローズが9800を割るかどうかを見極め、それを切った場合は、すぐにShortに変更するくらいの機動性が必要。

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