2011年2月6日日曜日

2/4の米国雇用統計をどう見るか?

「米労働省が4日発表した1月の雇用統計によると、失業率(季節調整値)は9.0%となり、前月から0.4ポイント低下した。改善は2カ月連続で、2009年4月以来1年9カ月ぶりの低水準となった。一方、非農業部門の雇用者数は前月に比べて3万6000人増にとどまった。 失業率は市場予測の平均(9.5%)より大きく改善した。だが非農業部門の雇用者数は予測(14万8000人増)を大きく下回った。
 失業率が低下した背景には、失業者が前月に比べ60万人強も減少したことがある。この中で、かなりの部分は就職をあきらめるなど労働市場から退出したもの。
 非農業部門の雇用者数は4カ月連続のプラスとなったが、増加幅は前月の12万1000人増から大きく縮小した。」

以上が発表内容です。

就職をあきらめるなどの理由があるにしても、同じ統計基準で9.0%まで失業率が低下したことはインパクトがある。
確かにNFP(非農業部門雇用者数)が予測に大きく届かなかったことも大きいが、理由が明確に見えないので、
分析のしようはない。今のところは、素直に、ドル高方向に反応したマーケットに従い、「インパクト」に
軍配を上げるしかない。

今週もマーケットは強いはず。株式は、上値を試す展開になろう。円も、雇用統計発表後81円前半まで突っ込んだ後の
上げでもあり、またクロス円が他通貨高方向に明確に方向性を出してきたこともあり、弱含みとなろう。

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