2011年3月21日月曜日

地震後、いま、なにをすべきかを考える

ツイッターやフェイスブックで、有名人や知人、知らない人の、
色々な行動や言動、意見を見る機会が多くなり大変興味深い。

地震や原発、停電や交通、色々な状況も刻一刻変わっている。
情勢に対する判断も色々だろう。

日本や東京を脱出する人、家に閉じこもる人、買いだめをする人、節約をする人、
寄付・支援活動をする人、原発に放水したり、修復したりする人。

誰が、どれが、正しいか、答えはないと思う。

ただこういう時こそ、その人の個性や信念が現れるのではないだろうか。
リスク回避傾向の強さ、正義感の強さ、日本や東京に対する思い入れ、など。

人の本性を見極めることができる良い機会ともいえる。

私の現在の判断。

東京、神奈川は、現在、安全である。逃げ出す必要はない。

但し、原発情勢、地震のリスクなどこれから起こることは全く予測がつかない。
状況が悪化して、リスクが高まれば、家族や知り合いに退避を奨める可能性はある。

実際、現在の原発近くの数値を見ていると、恐ろしいほど高い。屋内だけでなく、
遠くへ早く退避をした方が良いと思う。『ただちに健康被害はない』というコメントは、
詭弁である。1ヶ月、1年で白血病リスクのレベルに達している数値も多い。

でも、できるだけ自分はこの地に残りたいと思う。それは、日本人だから、
東京生まれだから。つまり、それが好きだから、守りたい、近くにいたい、と
ぎりぎりまで思うと思う。

そこで行ってきた仕事、仕事に関係する人たち、お客さん、の役に立ちたい。
被害を受けて苦しんでいる人に対し、今のところ健康的・経済的にも壊滅的な
打撃を受けていない自分ができることをしたい、と思う。

だからと言って他の人たちの行動、逃げる人、を批判するつもりもない。
原発を元に戻そうとする人たちに敬意を表し、素敵だな、と思う。でも、
人は、無理せずそれぞれの価値観で行動することが一番重要なのだと思う。

仮に原発が大爆発し、原発をなおしている人たち、東京に住んでいる人たちが
全滅した場合、逃げた人は、先見の明のあるサバイバーと高く評価される。
仮に原発がなおり、海外や地方から東京に戻ってくる人に対しては、色々な
意見や見方がされる可能性もある。

正解はない。

でも、私の信念は、書いた通り。

東京に住む人は、『普通に生活をすること』が、すべきことの第一であるはず。

消費し過ぎず、普通に消費する。
縮こまらず、普通に外出し、普通に働き、普通に投資し、普通に遊ぶ。
節約すべきものは、今まで通り節約する。
それが経済を徐々に復興につなげ、税収を上げ、株価を上げ、為替を安定させ、
ひいては、東北経済、日本経済、世界経済の安定や成長に寄与をする。

0 件のコメント:

コメントを投稿