2011年3月17日木曜日

リアルタイムで見たドル円16年ぶり安値

虫の知らせか朝5時台に目が覚めた。
すでにNYSEのクローズ頃からドル円の最安値79.75円を
うかがう動きになっていた。

6時を過ぎたあたりから急にドル安方向に大きく動いた。
見る見るうちに16年ぶりの安値を割り、10分で78円台、
その後10分で76.25をつけたと言われるほど、大きく動いた。

その動きは久しぶりに大きく、驚くべきものだった。

EU高官(エネルギー委員)の発言で、日本の原子力発電所は
制御不能、があり、ダウが200ドル以上の下落をしたあとだった。
ニュースでは、日本の投資家のReptriation(海外資産を売却する
などして自国に戻すこと)の動きが有る、等の理由をつけていた。

要因は3つほど有る。

1)日本の原発にかかる発言等の影響で恐怖感がアップ:リスク資産の
解除行動が起こった。VIX指数も一気に高くなった。豪ドル円等
ヘッジファンドが好きそうなポジションを解除する動きが出たこと。

2)マーケットの薄い時間であったこと:NYとオセアニア市場の開始の
隙をついてロスカット等の動きが集中した。流動性もないため、一気の
値動きとなった。

3)テクニカル的な動き:純粋に16年ぶりの安値をブレイクしたことで、
すべてのテクニカル的なサポートがなくなった。それにより一気に思惑が
炸裂したこと。

Reptriationの動きは聞いたこともない。

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